赤岩の番屋

昔は、昆布漁やマス漁が行われる7月から9月始めまで
この番屋に寝泊まりして昆布漁やマスの漁をしていました。
手漕ぎ船を使用して漁をしていた時代は
遠い場所への漁は日帰りが出来なかったのです。

知床岬先端部近くの「赤岩地区」にあるこの番屋は、昆布番屋としては知床に現存する最古の番屋です。
驚かれるかもしれませんが、ここは世界自然遺産の国立公園内にある私の私有地でもあります。
今後もこの番屋を羅臼の昆布漁の歴史の遺産として末永く保存していこうと思っております。

こちらは後から建てた同じ敷地内にある二軒目の番屋です。
昭和40年代の最盛期、赤岩地区には50軒近くもの番屋が軒を連ね
毎年8月には盆踊りをしていたほどにぎわっていました。

これらの番屋から知床岬の灯台までは
徒歩で約1時間の距離にあります。
今後は、この番屋を、歩いて岬を目指すトレッカーや
シーカヤックの利用者たちの緊急の避難場所として
また、環境保全の為の指導の施設として
利用してもらいたいとも考えています。

番屋の修繕、補修のボランティアも募集しております。

●期間:6月〜8月15日頃まで

●内容:このページで紹介している赤岩の番屋の修繕、補修作業
宿泊は番屋を使用、自給自足、赤岩地区まで送迎いたします。
詳しくはお電話にてお問い合わせください。


海上から見た赤岩地区

現在の番屋

現在の番屋2

番屋の中

赤岩とエバーグリーン

赤岩とエバーグリーン

カブト岩

赤岩から知床岬方面を眺める

ロウソク岩から見た赤岩地区

当時の昆布干し風景

作業風景(左は若き日のキャプテン長谷川)

赤岩を赤く染める夕日